新入社員の人へ向けて

新入社員の人へ向けて

※架空の場所で、架空の新入社員へ向けて※

新入社員に何か一言ですか。
えっと、別に好きにしたら良いと思うんだけど、それだと部長に怒られそうなんで、ちゃんと話しますね(笑)。
正直に言ってしまうと、こんな話を聞くよりも「新人 心得」とかでググったり、
本屋にいってビジネス書なり自己啓発書なりを10冊20冊買って読んだほうがよっぽど為になると思うんだけど(笑)。
じゃ、ちょっと一般論とか、常識だとかっていうのは何が正しいかわかんないから、あくまで私の意見を話しますね。
一般的ではないだろうし、常識でもない、あくまで私の意見ってことを、断っておきます。

まず「誰がその価値を受け取るのかを考えろ」ってことを言いたい。
私は前の仕事は接客業だったんだけど、請負だったんだよね。自分の会社のサービスではなくて、
請負会社のサービスを代行する仕事だったんだ。初めのほうは「自分の仕事は目の前のお客様の問題を解決することだ」と思ってたんだけど、
実は違ったんだよね。間接的には正解なんだけど、私のお客様って、目の前のお客様ではなくて請負会社なんだよ。
目の前のお客様はあくまでお客様のお客様なんだ。
ある時、訪問したお客様から
「パスワードが分からなくてログインできなくなってしまった、どうにか解除できないだろうか、お金はちゃんと出す」
という相談を受けたんだよね。そういうサービスは標準のサービスには含まれていなくて、オプションのサービスになっていた。
一も二も無く「いいですよ」と引き受けたんだ。お金出すっていうし、断る理由は無いしね。でも後で怒られた。
オプションのサービスとして記載はあったんだけど、必ず相談しろ、って。で、また別のお客様で同じような状況になった。
今度は相談すると、「ダメ」という返事が返ってきたんだ。「セキュリティのリスクとかが大きい」ってね。もう板挟みだよね。
目の前のお客様からはやってくれ、お金も出す、と言っている。それをする技術もある。でも、請負の会社からは「困る、やめてくれ」
と言われている。けっきょく、やって、怒られたんだけどね(笑)。この時に気がついたのは、
「私のお客様は目の前のお客様ではなく、請負の会社」ってこと。私が価値を提供する相手は、請負の会社だったんだよね。
当たり前の話なんだよね、代行でやってるんだから。本音をいえば、「現場に任せて欲しい」んだけどね。
ま、とにかく「この仕事は誰が価値を受け取るのか」は、常に意識しておいたほうがいいと思うよ。

次に、「今を楽しめ」ってこと。
「石の上にも三年」だとか、「将来のために我慢する」だとか、「老後に備えて」っていうことをよく聞くんだけど、
そんなことより「今を楽しめ」って思う。今、みんなスマホもってるよね?iPhoneが日本で発売されたのって、2008年なんだ。
ほんの7年前、君たちが中学生くらいの時だね。その当時はみんながスマホを持つなんて誰も創造できてなかった。
出た当時は「ガラケーのほうが全然いい」という時代でね。でも、今は逆転してしまった。そしてスマホが出てきたおかげで、
スマホアプリクリエイターという新しい職業が生まれた。それまでのエンジニアとは違って、デザインが中心になる仕事だね。
で、同時にガラケーを作っていた人たちはどんどん首になっていった。私もそのひとりで、当時三菱電機の携帯を作っていたんだけど、
ある日、人身事故で電車が遅れてて、ちょっと遅れて出社すると部屋に誰もいなかった。10分くらいまってるとみんな戻ってきて、
「ニュース見た?三菱電機、撤退するってさ」って聞かされて。まさに仕事を奪われたんだよね、iPhoneに。
未来のことなんか誰にも分からない。
あと、私は昨年の6月に脳梗塞で倒れた。全然健康で、いままで大きな病気になんかなったこともなかったのにね。
で、脳梗塞って再発率が高い病気で、私の脳梗塞は心原性脳梗塞ってよばれている部類に入るんだ。心臓に原因があるタイプの脳梗塞
この脳梗塞の5年以内の再発率って、75パーセントもある。すごい高いよね。5日間にすると、無事なのは1日間しかないっていうね。
そういうのもあって、私にとっては未来を考えることって無意味なんだよね。来年には言葉が喋れなくなってるかもしれない。
来週には半身不随になってるかもしれない。明日には死んでるかもしれない。そんな状況だから、未来の心配をしている暇がない。
毎日を楽しく生きることしか考えてない。過去を悔やまず、未来を憂うことなく、今を楽しむ。
これは凄く大切なことだと思う。自分の人生を、生きろってことだね。

最後に「人の意見は参考になるけど、参考にしかならない」ってことを言いたい。
さっき部長は新人は仕事できないんだし朝早く来て机磨け、みたいな話をしてたんだよね。
それもひとつの考え方で、出来ないなら出来ないなりに、自分に出来ることをやろうっていうのは、良いんじゃないかなぁと思う。
で、いま私が出向している会社の部長さんは逆。新人だろうがなんだろうが、人柄とかどうでもいいから、出来ればなんでもいいっていう。
私もこの働き方だとそっちのがいいと思ってるんだよね。求められているのはバリュー、成果であって、がんばりではない。
あと、さっき、本屋に言ってビジネス書を適当に買ってきたらいいっていたけど、ビジネス書にも「会社は3年でやめなさい」っていう本の隣に
「会社には何があってもしがみつけ」という本が置いてあったりする。どっちの本を読んでも、「あぁ、なるほどね!」っていう事が書いてある。
そういう風に、人の意見って沢山あるんだよね。しかもどれもが正解のように見えるし、どれもが間違っているようにも見える。
上司の言っていることだから正しいとか、従わないといけないとか、そういう事もないんだよ。上司だって人間だ、正しいとは限らないからね。
そう、いままで私が話してきたことだって、参考にはなる、でも参考にしかならない。
何がいいのか悪いのか、好きなのか嫌いなのか。それは自分で考えて決めればいいんじゃないかな。

長くなったけど、こんな感じでいいかな?

2015.04.21のえっせい

出来るってどういう状態のことなんだろうか?絵が描ける、ピアノが弾ける、英語が喋れる、プログラムが組める。さまざまな「出来る」があるんだけど、出来るっていったいどんな状態のことなんでしょう。

絵ならば、何も見ないでそれなりのものが描ける。「鳥」を描いてと言われたら、何も見ることなく鳥の絵が描ける状態。ピアノならば、「月光」を弾いて!と言われたら、サラサラと月光を弾ける。

「何も参考にすることなく」「何かを産み出す、何かアウトプット出来る」というレベルの事なのかなぁと思います。それが「出来る」ということなんじゃないでしょうか。

なんでそんなことを考えていたのか?というと、新人君について考えていてふとおもったのです。いま、他社さんの新入社員さんと仕事をしているのですが、これがもう自社の元・新人(つまりは2年目)とは段違い、桁違いにデキる子なのです。

基本設計、DB設計、詳細設計、単体テスト仕様書作成、コーディング、バッチ処理の組み立てまでできちゃう。もちろんSQLもOKです。自社の子はSELECT文さえ覚つかず、プログラムとかもう、ね。

ま、それはグチなんですが、「出来る」というのは結構曖昧に使われている部分が大きいかなぁとおもいます。「プログラム出来ます!」というのも、いったいどこまで出来るのかは不明ですしね。

今日もブログをよんでくださってありがとうございます。
ちょっと、へんなくらい、ねむたい。

2015.04.20のえっせい

英語の勉強に関するやり方、方法論の
本や情報があふれています。あの本が
いい、NHKのラジオがいい、オンライ
ンの英会話がいい、その他いろいろ。
どれも正しんだろうなと思います。

しかし、大切なのは学ぶ方法そのもの
というよりも、「動機」や「やる」
コツなんじゃないかなぁと思います。
何のために英語をまなんでいるのか、
勉強をやる、やり続けるコツはなにか。

英語に限らないのですが、「動機」
と「やる」という壁にぶつかるんです
よね、大体。「将来は英語出来ないと
食いっぱぐれるかもしれない、英語を
やるぞ!TOEICだ!」という動機をも
ったとしても、コレはかなり曖昧なの
で、直ぐにしぼんじゃう。

ジムでトレーニングするにしても、小
説を書くにしても、その「動機」の部
分や、続けるコツのようなものは学校
では教えてくれない。だからこそ、よ
く「何のために勉強するの?」という
質問が出てきてしまうのでしょう。

何のために勉強するのかっていうのは、
個々人によって答えが違います。「私
はこう考える」というのはありますが、
それが万人受けするわけではない。自
分で考える事の大切さ、というのはコ
コにあるんじゃないでしょうか。

今日もブログをよんでくださってありがとうございます。
もういいかんげんVB6から開放してください。

2015.02.09のえっせい

感情というやつは、思いの外やっかいです。
感情の向くままにすすめば、待っているのは堕落と破滅です。
理性だけで進もうとすると、人生の楽しみを失います。

私はどちらかというと理性側が強いタイプです。
勢いに任せて進んじゃうこともありますが、
どちらかと言うと感情より理性を強く働かせます。

ただ、最近は「もっと感情に身を任せて良いのではないか」と思っています。
先日の感覚の話とも通じる事ですが、
どうも全体的に「制御」している感がつよい。
もっと、素直に、感情のおもむくまま、楽しみを求めていいんじゃないか。

脳梗塞を起こしてからというもの、時間に過敏になりました。
ただ、人というのは忘れやすいもの。
どこかに引っ掛けておきつつも、日々に忘れてゆく。

でも、ある日、手帳をパラパラめくりながら、
「あ、いかん、今年ももう終わる」と思ったんです。
まだ2月ですが、今年の終わりが見えたというか。
ああ、あと手帳を10Pめくるだけでもう来年になるというか。

そこでもう一度、あらためて、おもったんです。
「人はいつか必ず死ぬ。それは明日かもしれないし、二分後かもしれない。」
明日死ぬとわかっていて、果たして金曜日の会社の飲み会へ顔を出すのでしょうか?

と、朝っぱらから重たくなってしまいましたが、
難しい話ではなくて
「もっと、素直に、楽しく、気持よく!」
というお話です。
創聖のアクエリオンを見ていて、ふと思ったのです。
一万年と二千年前から愛してる、例の、けしからんアニメです。

今日もブログを読んでくださってありがとうございます。
左京区恋月橋渡ル、明日から読むぞ!

2015.02.08のえっせい


この数年、ロジカルシンキング・ブームですね。
本屋へいけば、どこもかしこもロジカルシンキング
いつも思うのですが、この手の本を買う人達は
ロジカルシンキングを目指しているけど、
本当に買って欲しいのはそういうものに対して
気合だ!根性だ!ロジック不要!勢い!テンション!
みたいな人たちだったりします。

ロジカルは大切です。
何も考えず、ひたすら作業をしたところで効率はあがらない。
どうすれば勝てるのか?ということをロジカルに考えないと、勝てない。
気合と努力と根性と勢いと奇跡で勝てるのは、ジャンプの世界だけです。

だからといって、ロジカルだけでも違うのです。
むかし、体育の教科書か何かにのっていたのですが、
バトミントンを始めようとする主人公が、
バトミントンの本を読んで「よっしゃ!完璧!」
といって、実践では何も出来ない、というシーンがありました。
そりゃそうです。ロジックがわかっただけでは、そこまでです。

ロジックと実行はひとセットなんでしょうね。
どうすればいいか?をひたすら考え、実行する。
実行して、その結果をまたロジカルに考える。
そして実行して...。

わからないときは、思い切ってやってみる、というのも手です。
ロジカルがわからないなら、まず実行してみる。
感覚を鋭敏にして、手がかりを掴み、ロジックを組み立てる。
そして実行して、結果を...の繰り返し。
入り口がロジカルなのか、感覚なのかのちがいはありますが、
最終的にやっていることは同じです。

その入り口が問題で、どうもロジカルに偏っているなぁと感じています。
もっと感覚を信じてもいいんじゃないか。
情報を得て、考えて、実行するのもいいけど、
思い切って感覚を信じる。
「おもしろそう!」「不快だなぁ」という、
自身の感覚をもっともっと素直に信じたほうがいいんじゃないか。

その感覚がもっとも鋭敏になるのは、旅しているときなんじゃないかな。

今日もブログを読んでくださってありがとうございます。
ゲームしすぎて気持ち悪くなる感覚を知りました。うぇぇ。

2015.02.07のえっせい

本当に、お金、ほしいのかなぁ。
お金が欲しいという人は、お金を欲しがってない気がしています。
お金というよりも、「らく」と「あんしん」をほしがっている。
ラクをして、安心できて、それで満足、という。

わたしもお金、欲しいです。
そりゃあほしいです。たくさんあればあるほど、良い。
お金は大好きです。だいたいの事はお金でカタがつきます。
でもね、お金、そんなにスキじゃないんです。

矛盾していますが、ようするに
「やりたいことをやるための手段として欲しい、好き」なんです。
やりたいことがお金なしにできるんだったら、別にお金はいらないです。
お金は目的ではなくて、手段のひとつなので。

過去、堀江貴文氏がマスコミにパッシングを受けました。
「金の亡者」とか「儲かればいい」とか、ね。
Twitterや本で読む限り、堀江貴文氏が金の亡者とは思えません。
やりたいことをやる、そのためにお金が必要だから、稼ぐ。

そんな印象を受けました。

世の中には、お金儲けが好きな人がいます。
ただ、お金儲けが好きイコール、お金が好き、とは限らないのです。
ゲームでハイスコアを狙うように、ビジネスでお金を稼ぐのが好き。
稼ぐことそのものがすきなんでしょう。

なぜ、お金をほしがっているのか?
本当はなにが欲しいのか?
人生のどこかのタイミングで、一度考えてみるといいかもしれません。
「ラク」がしたいのか?それはお金以外の解決方法はないのか?
「あんしん」したいのか?いくらあればあんしんできるのか?
それは本当にあんしんできるのか?他にあんしんする方法はないのか?

お金以外の解決方法は、だいたい「人」になるんじゃないかな。
「人を頼る」こと、「信用」すること。
あ、これ、わたしのテーマです。人に頼るのが苦手なので、
もっと積極的に頼ろうとおもいます。
あれ、決意表明になっちゃった。

みなさん、どうぞ、頼らせて下さい。おもいきって背中を預けます。

今日もブログを読んでくださってありがとうございます。
キーボードのHomeキーとEndキー、けっこう便利だよ。

2015.02.06のえっせい

転職する前の仕事は、一人でした。
朝から晩まで、ほとんど一人で仕事をしていました。
個別に家を訪問する仕事なので、
まぁ当然っちゃ当然なんですけどね。

で、転職した今も、一人です。
もちろん周りに人はいます、チームも居ます。
プロジェクトマネージャーも居ます。
でも、基本的には一人です。

前の仕事をしていた時、
「一人では仕事の内容を深める、勉強するというのに限界がある」
と考えていました。
それも転職の動機のひとつだったのです。

そして転職して気が付きました。
「独学が全てだな」と。

勉強会や、ネットに動画もあったりしますし、
それこそ夜間専門学校に行ってもいい。
でも、独学はどこにいってもついて回ります。

おもえばプログラマなんて独学がほとんどです。
私も学校へ行っていましたが、
長いブランクの後、独学をして舞い戻ってきました。

独学はインプットだけではありません。
アプリを作ってリリースするのも、
ロゴをデザインするのも、
独学です。

孤独に学ぶ力は、本当に大切なんだよなぁ。

今日もブログを読んでくださってありがとうございます。
北海道の雪でウィスキーの雪割り飲みたい。